食の陰陽について

食の陰陽とは?

東洋医学はすべての物質を「陰」と「陽」の性質に分けて、施術を組み立てていきます。
「陰」が悪い、「陽」が良い、という考え方ではなく、バランスを取ることが大切なので、「中庸(真ん中)」を目標とすることとなります。

食養生を考える際には、その理論にのっとって、

「陰」・・・冷やす食材
「陽」・・・温める食材
として考え、現在の身体には何が必要かを組み立てていきます。

わかりやすい例として、夏には「陰」すなわち冷やす食材を食べることが望ましいですし、冬は逆となります。

どの食材が陰性でどの食材が陽性なのかがわかりやすい図をご覧ください。

近年、女性が良く食べるものに、パン・お菓子やコーヒーなどの嗜好品、果物などがとても多いと思います。香辛料なども人気ですよね。
これらはすべて陰性の食べ物となりますので、知らず知らずのうちに身体を冷やしているということになります。

健康であるためには「冷え」は大敵なのですが、まさか、温かいコーヒーで身体を冷やす、という考えには及ばない、というのが現実ですよね。
自分ではまったく気付かないところに体調不良の種があるというのが通常です。

陰陽を自分で判断できるためには

上の表をなんとなく頭に入れていただいたら、間違いはないのですが、もっとわかりやすく、理解しやすいように「陰」と「陽」をご自身で判断するための材料をお伝えしますね。

「陰」(冷やす食材)は
・成っている場所が太陽に近い
・南国が主な産地
・夏に旬となる

「陽」(温める食材)は
・成っている場所が太陽から遠い
・秋から冬に旬となる

ですので、コーヒーはホットを飲んでも冷やしますし、バナナやキウイは身体に良いと言われていますが、どうしても冷やす食材となります。

あまり難しく考えると、毎日何を食べたらよいの??となりますので、健康のために一番簡単な方法をお伝えしますね。

それは旬の食べ物を摂ることです。
今やスーパーでは冬でもトマトがたくさん並んでいますから、何が旬かなどわからない時代ですが、必ず旬があります。
本来の栽培法で旬の時期を調べてそれを積極的に食べるようにしましょう。

海外が主の産地のものや旬を外れているものは嗜好品的にいただくのは全然かまいませんが、常食しないほうが望ましいです。

陰陽を活用して元気になるには

食に関しては陰陽以外の問題もたくさんあり、それは他のページでもご説明していますが、ここでは陰陽を活用して健康いなる方法をお伝えします

先ほども述べましたが、現代の生活は「冷え」の要素があまりにも多いです。
食材もそうですし、夏はクーラー、冬でも冷蔵庫で冷やしたものをいただく、など冷える要因にあふれています。

ですので、意識して温める食材を摂ることがとても大切になります。

パンやパスタなどの麺類はとても手軽に食べれるので、時間のない現代人は主食がほとんど、小麦という方もおられますが、小麦はさまざまな問題がありますが、陰陽の考え方では冷やすもとになり、損なうもとにもなりかねません。

まったくのグルテンフリーを目指す必要があるのはほんの一部の方々だけですが、やはり主食は「米」が望ましいと考えられます。

陰陽の表を参考にしてご自身の食生活を見直していただいて、どれくらい偏りがあるかを把握し、バランスを取ることを意識していただければ、それだけで健康に近づくことができます。

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