50度洗いについて
50度洗いとは
その名前の通り、食材を50度のお湯で洗うことです。
野菜、果物、お肉(ひき肉も)、お魚、貝、豆腐、卵、干し物、ナッツ、
なんでも洗います。
それぞれの食材ごとに注意点はありますが、基本は50度のお湯を用意して(水と熱湯を半分づつ、や、給湯器で50度設定をするなど)洗うだけです。
お野菜はほぼ必ず洗いますので、お湯に変えたらよいだけなので、ほんの少しの手間で継続できます。

なぜ50度洗いを行ったほうがよいの?
スーパーで売っているお野菜や果物には保存のための薬剤がかかっています。
また、時間での劣化で酸化してしまっている食材も・・・。
その他、水では取り切れない汚れなども含めて、身体にできるだけ入ってほしくない物質を除去することが可能です。
50度洗いを行うと、しなびかけていたお野菜がシャキッとしますし、その後も長持ちします。
食材そのもののお味もとても良くなります
ぜひ一度、体感してみてくださいね。
なぜ50度なのか?
食材によって多少の上下幅はありますが、食材に熱が通ってしまうと、煮えてしまうこととなります。
それを避けつつ、でも、低すぎると菌が繁殖しやすくなります。
煮えない、かつ、菌が増えにくい条件をクリアする温度が50度前後であり、適正温度と呼ばれています。
温度計で計りながら行っていただければと思います。
50度洗いを行う最大のメリット
近年、アレルギー体質の方がとても増えています。
さまざまな原因が考えられますが、食習慣が一つの原因となっていることは否めないと考えられます。
・乳製品や小麦、白砂糖など古来から日本人が食していなかったものを食べる習慣がついたこと
・添加物や残留農薬、消毒剤等が体内に蓄積してしまっている可能性があり、それが身体に炎症を起こしやすいこと
が原因の一つとして対処することをお勧めしています。
残留農薬を除去する方法として、50度洗いは大変有効です。
70度蒸しについて
70度蒸しとは?
ここではわかりやすく70度と記していますが、『低温スチーミング調理』のことを指しています。
70度前後の温度で蒸す調理法です。
普通の蒸し器でお湯を沸騰させて蒸すと、鍋内の温度は100度となってしまいます。
それを70度前後になるように調節して100度より低温で長時間蒸すことで調理を行う方法です。

なぜ70度で蒸した方がいいの?
70度という低温で蒸すことによる効果はたくさんあります。
・食材の酵素が働き、うまみ、甘味、香りが増す。
・食材本来の食感が楽しめる
・有効成分の損失が最小限に抑えられる
・消化吸収が良くなる
・買った時よりも鮮度が増し、栄養価もアップする。
・調味料の使用量が減る
・酸化しにくく、腐敗菌も死滅するため、食材が長持ちする
・食べられる部分が増え、ムダを減らせる
・作り置きで調理時間が短縮できる
70度で蒸す一番のメリット
70度と低温で調理する一番のメリットは『糖化』を防ぐことにあります。
『糖化』についてはこちらのページを参考にしてみてください。
糖化について
老化の大きな原因となる『糖化』を防ぐことで肌荒れやシミを防ぐことができますし、骨粗鬆症、糖尿病、アレルギー、動脈硬化などの病気の予防にもなります。